ファイルを配布する

クライアントにiniファイルを配布してPCの設定を一括で変更したり、社内PCで利用するアプリを配布して自動インストールしたりできます。
  1. 配布物を作成する

    ファイルをどのように配布するかを設定します。

    複数ファイルを組み合わせた配布物の作成/配布スケジュール設定/帯域制御などの設定ができます。ファイルを実行する場合、パラメーターやスクリプトファイルを利用して、クライアントに自動インストールさせることもできます。

    配布対象

    配布対象

    単体ファイル

    • アプリの単体インストーラー

    • batファイル

    複数ファイル(フォルダーごと配布)

    • アプリのセットアップフォルダー

    • 更新プログラム

    実行方法

    項目

    内容

    実行アカウント

    • ログオンユーザー

    • 管理者ユーザー(Administrator、またはAdministratorsグループのユーザー)

    • localsystem

    実行方法

    • 配布後にファイルを実行する

    • パラメーターを利用する

    • イメージスクリプトを利用する

    注意

    実行パラメーターとイメージスクリプトを両方設定すると、実行失敗の原因になります。どちらか一方を設定してください。

    配布方式

    次の配布方式があります。

    配布方式

    内容

    直接配布方式

    直接配布方式

    比較的容量の小さいファイルや緊急性があるファイル(セキュリティパッチなど)を配布する場合、ファイル配布サーバーから直接ファイルを配布します。

    BITS方式

    BITS方式

    OSのダウンロード機能(BITS:Background Intelligent Transfer Service)を利用して、比較的容量の大きいファイルを配布できます。

    社内のファイルサーバーなどに配布対象のクライアントがアクセスできる共有フォルダーを用意し、配布物を配置します。クライアントから共有フォルダーに接続してダウンロードします。ネットワークに負荷をかけないように、自動的に帯域制御を行います。

    中継端末方式

    中継端末方式

    配布対象の端末が拠点にあり、マネージャーサーバーとの間の通信回線の容量が小さい場合、拠点にある端末を中継端末に設定することで、回線負荷を軽減できます。

  2. 配布物を配布する

    配布先を設定し、配布物を配布します。

    配布先
    • すでにMRがインストールされていて、コンソール上で確認ができるクライアント

    • MRを新規でインストールするときに、あらかじめ設定したOSバージョンとインストールアプリの条件に一致するPC

    ポイント
    • 複数のクライアントをグループとして保存し、次回同じ対象を選択することもできます。

    • クライアントエージェント(MR)インストール後、特定アプリのインストール有無を条件に、指定アプリを自動インストールすることもできます。