留意事項
制限事項
イメージスクリプトを配布する場合の制限事項は次のとおりです。
イメージスクリプト作成時とlocalsystemとでインストーラー起動時のウィンドウタイトルが変化するアプリはインストールできません。
インストーラーが起動する場合、プロセス名が毎回変化するアプリはインストールできません。
localsystemはネットワークアクセス権がないため、インストール途中にネットワークを介してダウンロードを行うアプリはインストールできません。
イメージスクリプトを実行すると、インストールが進まなくなるアプリがあります。
コマンドプロンプトで入力が必要なアプリはインストールできません。
画面上の部品の重なり方の問題で、テキスト入力が再生されないアプリがあります。
配布先の環境によって必要なコンポーネントが異なるアプリの場合、インストールされないことがあります。
入力欄がIEコンポーネントになっているアプリは、入力が再生されないためインストールできません。
インストールディスクのルートフォルダーにある「Setup.exe」を使用して録画再生すると失敗するアプリがあります。その場合、製品個別の「Setup.exe」を起動してください。
インストール途中にログオンユーザーのデスクトップ領域に設定画面を表示させるアプリは、インストールできません。
インストール後に自動的にreadme.txtなどのテキストを表示させるアプリの場合、インストールは完了しますが、localsystem領域で画面が表示されるためデスクトップに表示される画面に異常が生じることがあります。
インストールしたアプリをアンインストールしようとすると、失敗することがあります。
アプリのアンインストールに失敗した場合、「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall」のアプリのレジストリのアクセス許可で、Administratorsグループに対してフルコントロールの権限を与えるとアンインストールできるようになります。
なお、実行するファイルにアンインストールオプションが存在する場合だけ、アプリをアンインストールできます。
イメージスクリプト作成時の注意事項
イメージスクリプトを作成するときは、次の事項に注意してください。
イメージスクリプトはローカルのPC上で作成します。
配布先のOSごとにダイアログの形式が異なるため、個別に録画することをおすすめします。
UACを無効にして録画します。配布先はlocalsystem権限で実行する場合、UACが有効でも実行されます。
フォルダーやデスクトップでの操作は記録しません。
マウスでできることはすべてマウスで操作します。
キーボード入力のすべてが録画されるわけではありません。キーボードを利用するのは、テキストを入力するときだけにします。
インストール先を選択する[参照]は操作しません。
録画するPCと配布先のPCでは、ドライブ構成が異なるため正しく再生されません。インストール先はキーボードから入力します。
マウスクリックが録画されないことがあります。
インストール中に操作したクリック数を記憶しておき、確認画面と比較することをおすすめします。
マウスホイールも録画されますが、録画された回転数では足りないことがあります。
十分にホイールを回すか、スクロールバーを操作する方法をおすすめします。
時間のかかる処理は、PCによってさらに長い時間を要することがあるため、次の操作に移るまでに長めに時間をおきます。
切り替わりの速いインストーラーの場合、クリックしたときの画面ではなく、次の画面が記録されることがありますが、インストール操作に支障はありません。
同様に画面を閉じたときに、閉じる前の画面が記録されないことがありますが、インストール操作に支障はありません。
インストール後にreadme.txtを読むなど、何らかのアプリの起動を促すインストーラーの場合、その起動をしないようにします。