エンドポイントマネージャーの使い方

企業の生産性を高め、同時に大切な資産情報を守るためには、「エンドポイント」を管理することが重要です。

LANSCOPE エンドポイントマネージャー オンプレミス版は、エンドポイント管理に必要な機能を統合した、統合エンドポイント管理ツールです。

エンドポイントマネージャーの使い方は次のとおりです。

  • システム管理者は、コンソールでクライアント(MR)端末に対して、管理する内容を「ポリシー」として設定します。

  • チェック担当者は、セキュリティリスクのある操作や資産情報の変更など、決められたポリシーに違反したクライアントをWebコンソールで確認し、違反操作の発生状況をレポートにします。レポートを責任者など必要な人に連絡します。

LANSCOPEの運用方法

システム管理者の利用方法

コンソールで、運用ルールやログの取得に必要な設定をします。

社内PCにクライアントエージェントをインストールし、そこから取得した情報を管理/分析します。

コンソールのアカウントを複数作成して、エンドポイントマネージャーの運用管理を「システム管理者」と「部門管理者」で分担できます。

  • 資産管理

    クライアントエージェント(MR)をPCにインストール/登録すると、そのPCの資産情報を自動で取得できます。また、MRをインストールできないネットワーク機器も資産として登録できるため、会社にあるすべての資産を1つの台帳で一元管理できます。

  • ポリシーの設定/配信

    クライアント(MR)端末に対して、管理したい内容をエンドポイントマネージャーの「ポリシー」として設定します。また、クライアントでポリシー違反があれば、管理者がすぐに確認できるように「アラーム」として管理できます。

    これらの設定をすることで、端末から収集した資産情報やログ情報から、管理者が確認すべき情報を確認できるようになります。

    ポイント

    管理者に対してアラームメールを送信できます。また、クライアント側にはアラーム時にポップアップ通知を表示できます。

ネットワーク管理者/経営者/部門責任者の利用方法

Webコンソールでネットワークの変化を確認し、レポートを作成します。

Webコンソールのアカウントを複数作成すると、ネットワーク管理者/経営者/部門責任者が、各立場で現状を把握できます。

  • 現状把握

    定期的にWebコンソールをチェックして現状を把握します。

    セキュリティリスクのある操作や資産情報の変更など、設定したルール(ポリシー)に違反した場合、アラームカレンダー上にアイコンで表示されます。

  • レポート作成

    グループ/クライアント/ログオンユーザーなどの切り口で集計したレポートを確認します。CSVファイル/Excelファイルに出力することもできます。

  • ログ分析

    • 最大5年分のログから、さまざまな条件で特定のログを抽出できます。

      ログの種類/対象の期間/グループなど、さまざまな切り口で横断的に検索できます。

    • 万が一の場合でも、ファイルの流出経路を追跡できます。

      特定ファイルを、「誰が」「いつ」「どのように」操作したのか、ネットワーク上のファイルの動きを追跡できます。ファイル名を変更して顧客情報がデバイスで持ち出されたなど、流出の経路を把握し、前後にどのような操作をしていたかも確認できます。