管理するソフトウェアを選定する

ソフトウェア辞書をもとに社内のソフトウェアを有償/無償/不許可に分類し、有償ソフトウェアをライセンス登録します。

ポイント

すべてのソフトウェアを分類し、「自動取得ソフトウェア」に何も残っていない状態を保ち、新しいソフトウェアがインストールされたら適宜分類するサイクルを実現することで、ソフトウェア資産の適正を保つことができます。

ステップ:

ステップ1:ソフトウェア辞書をインポートする

ポイント

社内にある多種多様なソフトウェアを、有償ソフトウェアと無償ソフトウェアに効率よく分類するために、有償/無償の区別やメーカーなどの情報が登録されている「ソフトウェア辞書」をインポートします。エンドポイントマネージャーのソフトウェア辞書は、ソフトウェア資産管理評価認定協会(SAMAC)が提供するソフトウェア辞書の分類をもとに作成されています。

  1. LANSCOPE PORTALからソフトウェア辞書をダウンロードします。
  2. [クライアント]タブの 資産 をクリックします。
  3. 「アプリ」カテゴリーの[ソフトウェア資産管理 (SAM)]をクリックします。
    「資産」メニュー
  4. ソフトウェア辞書 をクリックします。
  5. [インポート]をクリックします。
    「ソフトウェア資産管理」画面
  6. 1でダウンロードしたソフトウェア辞書(.csv)を選択し、[開く]をクリックします。

    辞書のバージョンは定期的に更新されるため、最新ファイルを利用してください。

    「インポートするファイルの選択」画面
    注意

    辞書のファイルサイズにより、インポートの所要時間が異なります。当社が提供するソフトウェア辞書で、完了までに数十分かかる場合があります。

  7. [OK]をクリックします。
    情報ウィンドウ

    ソフトウェア辞書がインポートされます。

  8. [設定]をクリックします。
    「ソフトウェア資産管理」画面

    インポートしたソフトウェア辞書の設定が完了します。

ステップ2:ソフトウェアを分類する

  1. ソフトウェア分類・登録 をクリックします。
  2. ソフトウェア辞書の情報を利用して社内のソフトウェアを確認します。

    有償ソフトウェア

    ライセンス管理が必要なソフトウェア

    無償ソフトウェア

    フリーウェア、自社開発ソフトウェアなど、業務に必要でライセンスが不要なソフトウェア

    不許可ソフトウェア

    使用を許可しないソフトウェア

    「ソフトウェア資産管理」画面
    ポイント

    辞書に登録されているソフトウェアは、固有のアイコンで表示されるため、有償/無償の判断を視覚的に行うことができます。

  3. 有償ソフトウェアを分類します。

    「自動取得ソフトウェア」に表示されているソフトウェアの中から、有償ソフトウェアだけを絞り込み表示するためにフィルターを使用します。

    1. [辞書タイプ]をチェックし、[有償ソフトウェア]を選択して、[フィルタ]をクリックします。
      「ソフトウェア資産管理」画面
      ポイント

      フィルタリングの条件は、辞書タイプ以外にも、ソフトウェア名/アプリ種別/ライセンス登録の有無などが設定できます。たとえば、ソフトウェア名に「Adobe」と入力し、[を含む]を選択して、[フィルタ]をクリックすると、「Adobe」が含まれるソフトウェア名だけを絞り込み表示できます。

      有償ソフトウェアだけが絞り込み表示されます。

    2. 有償ソフトウェアとして分類するソフトウェアをチェックし、左に移動をクリックします。

      「自動取得ソフトウェア」のヘッダー部分をチェックすると、すべてのソフトウェアをチェックできます。

      「ソフトウェア資産管理」画面

      「無償ソフトウェア管理」にすべて移動します。

    3. 再度、左に移動をクリックします。
      「ソフトウェア資産管理」画面

      「有償ソフトウェア管理」にすべて移動します。

  4. 無償ソフトウェアを分類します。

    「自動取得ソフトウェア」に表示されているソフトウェアの中から、無償ソフトウェアだけを絞り込み表示します。

    1. [辞書タイプ]をチェックし、[フリーウェア]を選択して、[フィルタ]をクリックします。
      「ソフトウェア資産管理」画面

      無償ソフトウェアだけが絞り込み表示されます。

    2. 無償ソフトウェアとして分類するソフトウェアをチェックし、左に移動をクリックします。

      「自動取得ソフトウェア」のヘッダー部分をチェックすると、すべてのソフトウェアをチェックできます。

      「ソフトウェア資産管理」画面

      チェックしたソフトウェアが「無償ソフトウェア管理」にすべて移動します。

  5. 管理する必要のないソフトウェアを非表示にします。

    「自動取得ソフトウェア」に残ったソフトウェアについて、ディスプレイドライバーなど管理する必要のないソフトウェアを非表示にします。

    1. [辞書タイプ]のチェックを外し、[フィルタ]をクリックします。
      「ソフトウェア資産管理」画面

      辞書タイプの絞り込みが解除されます。

    2. 管理する必要のないソフトウェアをチェックし、右クリックして[チェック対象の表示/非表示を設定する]をクリックします。
      「ソフトウェア資産管理」画面
    3. [非表示ソフトウェア]を選択し、[OK]をクリックします。
      「表示ソフトウェア設定」画面
    4. [フィルタ]をクリックします。
      「ソフトウェア資産管理」画面

      画面が更新されて、管理する必要のないソフトウェアが非表示になります。

  6. 不許可ソフトウェアを分類します。

    「自動取得ソフトウェア」に残ったソフトウェアについて、利用を許可しないソフトウェアとして分類します。

    ポイント
    • 不許可ソフトウェアの管理は、アプリ禁止ポリシーとは連携しません。

    • 不許可にするソフトウェアは、有償/無償の分類とは関係ありません。有償のソフトウェアであっても社内の規則に従って不許可にできます(購入したが、そのあとトラブルが多発して使用を禁止したケースなど)。不許可ソフトウェアについては、インストール数を確認し、インストールしているユーザーがいれば、削除するように指導します。

    1. [フィルタ]をクリックします。
      「ソフトウェア資産管理」画面

      「自動取得ソフトウェア」の内容が更新されます。

    2. 不許可にするソフトウェアをチェックし、右に移動をクリックします。

      「自動取得ソフトウェア」のヘッダー部分をチェックすると、すべてのソフトウェアをチェックできます。

      「ソフトウェア資産管理」画面

      チェックしたソフトウェアが「不許可ソフトウェア管理」に移動します。

  7. 辞書にないソフトウェアについても、有償/無償を分類します。

    辞書にないソフトウェア(有償/無償が判断できないソフトウェア)については、Webサイトなどで調べて、有償/無償を分類します。

    「ソフトウェア資産管理」画面
  8. すべてのソフトウェアの分類が完了していることを確認し、[設定]をクリックします。
    「ソフトウェア資産管理」画面

    管理するソフトウェアの選定が完了します。

ポイント

有償ソフトウェアについては、保有するライセンス数を入力し、ライセンスを管理してください。詳細は、ライセンス情報を管理するを参照してください。