アプリのログイン情報を取得する

監査対象とするアプリを設定します。
ステップ:

ステップ1:設定ファイル(itcファイル)を作成する

アプリケーション監査ポリシー設定ツールで、設定ファイル(itcファイル)を作成します。

コンソールのインストールフォルダーにあるアプリケーション監査ポリシー設定ツールを、ツールを実行する環境にコピーしておきます。

アプリケーション監査ポリシー設定ツールは、次のフォルダーにあります。

  • 64bit Windows OSの場合

    C:\Program Files (x86)\MOTEX\LanScope Cat Console\APLoader

  • 32bit Windows OSの場合

    C:\Program Files\MOTEX\LanScope Cat Console\APLoader

アプリの場合

  1. 監査対象とするアプリを実行します。

    ここでは例として、コンソールを実行します。

    監査対象アプリケーション
  2. 「APLoader.exe」を実行します。

    「ユーザーアカウント制御」画面が表示された場合は許可します。

  3. [一般的なアプリケーション]をクリックします。
    「アプリケーション監査ポリシー設定ツール」ウィンドウ
  4. 監査対象のウィンドウに、猫の目アイコンをドラッグアンドドロップします。
    猫の目
  5. ログを取得する項目をチェックし、[次へ]をクリックします。

    取得したい項目をチェックすると、監査対象画面の対象個所が黄色い枠で選択されます。

    「アプリケーション監査ポリシー設定ツール」ウィンドウ
  6. 各項目に名前を入力し、IDとトリガーにする項目をチェックして、[保存]をクリックします。
    「アプリケーション監査ポリシー設定ツール」ウィンドウ
    • 名前

      管理しやすい名前を入力します。

    • ID

      監査対象のアプリにログインするときにIDを入力する項目にチェックします。IDを入力する項目がない場合、チェックは不要です。

    • トリガー

      トリガーに設定した項目を操作したタイミングでログが発生します。たとえば、[OK]ボタンをトリガーに設定すると、[OK]をクリックしたタイミングでログが取得されます。

  7. 保存先とファイル名を設定し、[保存]をクリックします。

    itc形式でファイルが作成されます。

Webアプリの場合

注意
  • 対応WebブラウザーがInternet Explorerだけのため、サポートは終了しています。

  • 監査対象とするWebアプリ以外は閉じてください。

  1. 監査対象とするWebアプリを表示します。

    ここでは例として、LANSCOPE PORTALにログインするサイトを表示します。

    「LANSCOPE PORTALログイン」画面
  2. 「APLoader.exe」を実行します。

    「ユーザーアカウント制御」画面が表示された場合は許可します。

  3. [Webアプリケーション]をクリックします。
    「アプリケーション監査ポリシー設定ツール」ウィンドウ
  4. 対象とするWebアプリが選択されていることを確認して、[次へ]をクリックします。

    ほかのWebサイトが表示されている場合は、対象とするWebアプリを選択します。

    「アプリケーション監査ポリシー設定ツール」ウィンドウ
  5. ログを取得する項目をチェックし、[次へ]をクリックします。

    取得したい項目をチェックすると、監査対象のWebアプリの対象個所が赤色で選択されます。

    「アプリケーション監査ポリシー設定ツール」ウィンドウ
  6. 各項目に名前を入力し、IDにする項目をチェックして、[保存]をクリックします。
    「アプリケーション監査ポリシー設定ツール」ウィンドウ
    • 名前

      管理しやすい名前を入力します。

    • ID

      監査対象のWebアプリにログインするときにIDを入力する項目にチェックします。IDを入力する項目がない場合、チェックは不要です。

  7. 保存先とファイル名を設定し、[保存]をクリックします。

    itc形式でファイルが作成されます。

ステップ2:アプリID監査ポリシーを設定する

設定ファイル(itcファイル)を使用し、アプリID監査ポリシーを設定します。

事前に、ポリシーを作成し、グループを適用しておきます。手順については、ポリシーを設定するを参照してください。

  1. [ポリシー設定]タブの アプリID監査 をクリックします。
  2. ログを取得するアプリID監査を設定します。
    1. 左ペインのツリーでポリシーを選択し、「設定内容の変更」カテゴリーの[アプリID監査設定]をクリックします。
      「アプリID監査ポリシー」メニュー
    2. [アプリID監査ログを取得する]をチェックし、[追加]をクリックします。
      「アプリID監査設定」画面
    3. 「監査アプリ名」を入力し、[監査画面の設定]をクリックします。
      「監査アプリの追加」画面
    4. [追加]をクリックします。
      「監査画面の設定」画面
    5. [参照]をクリックし、設定ファイルを選択して、[次へ]をクリックします。

      作成した設定ファイル(itcファイル)を選択します。

      「設定ファイルの読み込み」画面
    6. 基本情報を設定し、[次へ]をクリックします。
      「基本情報」画面
      画面種類

      [ID作成][ID削除][ログイン]は、設定後に取得されるログの内容に影響がありますが、ログの取得には影響ありません。

      適切なものがない場合は[その他]を選択します。

      • [ID作成]

        IDに設定した項目の「取得値1」が該当アプリのID一覧に追加されます。

      • [ID削除]

        IDに設定した項目の「取得値1」が、該当アプリのID一覧から削除されます。

      • [構成変更]

        対象とするアプリにおいて、何かの設定を変更する場合に選択します。

      • [ログイン]

        アプリ監査ログの「ID」列にIDに設定した項目の「取得値1」の値が表示されます。

      ポイント
      • [ID削除]を選択した場合は、[画面表示の際には削除ID入力画面を表示する]をチェックすることをおすすめします。チェックすると、クライアント側に削除IDの情報を入力/送信する画面が表示されます。

      • 「画面名」にアプリケーション監査ポリシー設定ツールで設定した画面名が表示されます。変更する場合はここで入力しなおします。右側に取得した画面イメージが表示されます。

    7. 取得条件を設定し、[次へ]をクリックします。
      「取得条件」画面
      プログラム名

      プログラム名の条件を設定できます。プログラム名を入力し、完全一致/部分一致のどちらかを選択します。

      ウィンドウタイトル

      ウィンドウタイトルの条件を設定できます。ウィンドウタイトルを入力し、完全一致/部分一致のどちらかを選択します。

      一致条件

      プログラム名とウィンドウタイトルについて、両方の条件に一致した場合に取得するか、いずれかの条件に一致した場合に取得するかを選択できます。

      ポイント

      設定ファイル(itcファイル)で設定した取得する項目が表示されます。[取得項目の設定]をクリックすると、変更できます。

    8. [アラームを設定する]をチェックし、アラームを設定します。

      アラームを設定しない場合は、[アラームを設定する]をチェックしないで、[OK]をクリックします。

      「アラーム」画面
      業務時間外をアラームにする

      チェックすると、設定した時間外の操作をアラームに設定できます。なお、業務時間の初期値は「09:00~18:00」で、10分刻みで設定できます。

      • [休日の設定]

        「アプリID監査の休日設定」画面が表示され、アラーム対象にする休日を設定できます。

      操作した回数でアラームにする

      チェックすると、1日に設定した回数以上の操作をアラームにできます。

      特定のクライアントの操作をすべてアラームにする

      チェックすると、「アラームにするクライアント」に設定されているクライアントの操作をアラームにできます。

    9. [OK]をクリックします。

      監査画面が追加され、「監査アプリの追加」画面に戻ります。

    10. [OK]をクリックします。

      監査アプリが追加され、「アプリID監査設定」画面に戻ります。

    11. [設定]をクリックします。

      アプリID監査設定が完了します。

  3. データ更新を待たずに最新のログを確認するよう設定します。
    1. 左ペインのツリーでポリシーを選択し、「設定内容の変更」カテゴリーの[オプション設定]をクリックします。
      「アプリID監査ポリシー」メニュー
    2. [端末上にテキストファイルで保存する]をチェックし、ログをクライアントに保存する期間を設定します。
      「アプリID監査オプション設定」画面
      端末上にテキストファイルで保存する

      チェックすると、指定した保存期間の最新ログがクライアントに保存されます。保存したログは、データ更新を待たずにリアルタイムで確認できます。

      なお、保存期間は1~90日で、初期値は最新の7日分です。

    3. [設定]をクリックします。

      アプリID監査ポリシーの設定が完了します。