クライアントの情報をインポートする

クライアント端末の利用者/部署/人員構成が変わった場合、クライアントの情報を記載したCSVファイルをインポートできます。

変更する情報が少ない場合は、手動で名前変更やグループ分けすることもできますが、人事異動や組織変更といった規模の大きい変更があった場合は、一括インポートを利用することをおすすめします。

一括インポートには、次の方法があります。

クライアントの情報を手動でインポートする

クライアントやパソコン周辺機器の情報を、CSVファイルから一括でインポートします。
ステップ:

ステップ1:CSVファイルを作成する

クライアントやパソコン周辺機器の情報を記載したCSVファイルを作成します。

ポイント

一括インポートでは、いったん資産情報をCSVファイルで出力し、そのCSVファイルを編集して読み込むと便利です。

CSVファイルとエンドポイントマネージャーのデータを紐づけるため、MR端末とパソコン周辺機器を識別できるよう、次の項目を設定してください。

項目

内容

登録No

MR端末の管理No

管理サーバーNo

パソコン周辺機器の管理No

ステップ2:クライアントの情報をインポートする

CSVファイルからクライアントの情報を一括でインポートします。
  1. [クライアント]タブの 構成変更 をクリックします。
  2. 左ペインのツリーで[ネットワーク全体]を選択し、「クライアント情報の変更」カテゴリーの[一括インポート]をクリックします。
    「クライアントの構成変更」メニュー
  3. インポートするファイルを設定し、[インポートキー項目の設定]をクリックします。
    「一括インポート」画面
  4. キーとなる項目を設定し、[設定]をクリックします。

    「キー項目」は取り込むCSVファイルとエンドポイントマネージャーのデータを紐づけるための項目です。

    ここでは、MR端末のキー項目に[登録No]、パソコン周辺機器のキー項目に[管理サーバーNo]を選択します。

    「インポートキー項目の設定」画面
  5. クライアントの情報をインポートする場合、次の操作を行います。
    1. [MR端末]を選択し、[MR端末のインポート]をクリックします。
      「一括インポート」画面
    2. インポートキー項目で設定した項目に、紐づけるインポートファイルの項目を選択し、[OK]をクリックします。

      ここでは、[登録No]を選択し、[OK]をクリックします。

      「項目の選択」画面
    3. 取り込みたいインポートファイルの項目を選択し、左に移動をクリックします。
      「データベース項目との関係」画面

      選択した項目が「CSVファイルとの関係」に移動します。

    4. [OK]をクリックします。

      インポート項目が設定され、「インポート確認」画面に戻ります。

    5. CSVファイルとエンドポイントマネージャーの項目が紐づけられたことを確認し、[はい]をクリックします。
      「インポート確認」画面
    6. 内容を確認し、[はい]をクリックします。
      情報ウィンドウ

      クライアントの情報がインポートされ、画面の下部に「インポートしました。」というメッセージが表示されます。

  6. パソコン周辺機器の情報をインポートする場合、次の操作を行います。
    1. [パソコン周辺機器]を選択し、[パソコン周辺機器のインポート]をクリックします。
      「一括インポート」画面
    2. インポートキー項目で設定した項目に、紐づけるインポートファイルの項目を選択し、[OK]をクリックします。

      ここでは、[管理サーバーNo]を選択し、[OK]をクリックします。

      「項目の選択」画面
    3. 取り込みたいインポートファイルの項目を選択し、左に移動をクリックします。
      「データベース項目との関係」画面

      選択した項目が「CSVファイルとの関係」に移動します。

    4. [OK]をクリックします。

      インポート項目が設定され、「インポート確認」画面に戻ります。

    5. CSVファイルとエンドポイントマネージャーの項目が紐づけられたことを確認し、インポート方法を選択して、[はい]をクリックします。
      「インポート確認」画面
    6. 内容を確認し、[はい]をクリックします。
      情報ウィンドウ

      パソコン周辺機器の情報がインポートされ、画面の下部に「インポートしました。」というメッセージが表示されます。

クライアントの情報を自動的にインポートする

クライアント端末やパソコン周辺機器の情報を定期的にインポートできます。

注意

自動一括インポート中は、ポリシー設定をしないでください。

ポイント

自動一括インポート設定が間違っているとインポートに失敗し続けるため、事前に手動でインポートが成功することを確認してから設定することをおすすめします。手動でのインポートについては、クライアントの情報を手動でインポートするを参照してください。

ステップ:

ステップ1:ハードウェア資産情報をエクスポートする

エンドポイントマネージャーのデータベースとCSVファイルの項目を紐づけしやすいよう、いったんハードウェア資産情報をエクスポートして、ファイル内容を編集します。
  1. [クライアント]タブの 資産 をクリックします。
  2. 左ペインのツリーでグループを選択し、「資産」カテゴリーの[ハードウェア資産情報]をクリックします。
    「資産」メニュー
  3. エクスポートアイコンをクリックします。
    「ハードウェア資産情報」画面
  4. 保存先とCSVファイル名を設定し、[保存]をクリックします。

    ハードウェア資産情報がエクスポートされ、画面の下部に「エクスポートしました。」というメッセージが表示されます。

  5. エクスポートしたハードウェア資産情報を編集します。

ステップ2:クライアントの情報を自動的にインポートする

クライアントの情報を定期的にインポートするように設定します。
  1. [クライアント]タブの 構成変更 をクリックします。
  2. 左ペインのツリーで[ネットワーク全体]を選択し、「クライアント情報の変更」カテゴリーの[自動一括インポート]をクリックします。
    「クライアントの構成変更」メニュー
  3. [自動一括インポート設定]をクリックします。
    「自動一括インポート」画面
  4. [定期的に一括インポートを実行する]をチェックし、インポートのスケジュールを設定し、[設定]をクリックします。
    「自動一括インポート設定」画面
    • 実行日

      実行日を設定できます。毎日/毎週1回(指定した曜日)/毎月1回(指定した日付)から選択します。

    • 実行時刻

      実行する時刻を設定できます。

  5. クライアントの情報をインポートする場合、次の操作を行います。
    1. [MR端末]をチェックし、[MR端末のインポート設定]をクリックします。
      「自動一括インポート設定」画面
    2. インポートするファイルを設定し、キー項目を設定して、[次へ]をクリックします。
      「インポートファイル・キー項目」画面
      インポートするファイル

      [参照]をクリックして、インポートするファイルを選択します。

      キー項目

      データベースとインポートするファイルを紐づけるために必要なキー項目を設定します。

      端末や機器が一意で特定できる項目を設定します。

    3. [自動選択]をクリックし、キー項目を紐づけます。[次へ]をクリックします。
      「キー項目の紐づけ」画面

      データベースとインポートするファイルで一致する項目名が「紐づける項目」に移動します。

    4. [自動選択]をクリックし、インポート項目を紐づけます。
      「インポート項目の紐づけ」画面

      データベースとインポートするファイルで一致する項目名が「紐づける項目」に移動します。

    5. [OK]をクリックします。

      クライアントをインポートする設定が完了し、「自動一括インポート設定」画面に戻ります。

  6. パソコン周辺機器の情報をインポートする場合、次の操作を行います。
    1. [パソコン周辺機器]をチェックし、[パソコン周辺機器のインポート設定]をクリックします。
      「自動一括インポート設定」画面
    2. インポートするファイルを設定し、キー項目およびインポート対象を設定して、[次へ]をクリックします。
      「インポートファイル・キー項目」画面
      インポートするファイル

      [参照]をクリックして、インポートするファイルを選択します。

      キー項目

      データベースとインポートするファイルを紐づけるために必要なキー項目を設定します。

      パソコン周辺機器を一意で特定できる項目を設定します。

      インポート対象
      • [すべて]

        すべての機器を最新の資産情報に更新します。クライアントとして登録されていない機器は、ネットワーク機器アイコンでクライアントツリーに追加されます。

      • [更新のみ]

        既存の機器に対し、資産情報を更新します。クライアントとして登録されていない機器は、追加登録されません。

      • [追加のみ]

        既存の機器の資産情報は、更新されません。クライアントとして登録されていない機器は、ネットワーク機器アイコンでクライアントツリーに追加されます。

    3. [自動選択]をクリックし、キー項目を紐づけます。[次へ]をクリックします。
      「キー項目の紐づけ」画面

      データベースとインポートするファイルで一致する項目名が「紐づける項目」に移動します。

    4. [自動選択]をクリックし、インポート項目を紐づけます。
      「インポート項目の紐づけ」画面

      データベースとインポートするファイルで一致する項目名が「紐づける項目」に移動します。

    5. [OK]をクリックします。

      パソコン周辺機器をインポートする設定が完了し、「自動一括インポート設定」画面に戻ります。

  7. [設定]をクリックします。

    設定したスケジュールで、MR端末またはパソコン周辺機器の情報がインポートされます。

ステップ3: クライアントの情報が自動的にインポートされていることを確認する

クライアントの情報が自動的にインポートされていることを確認します。
  1. [クライアント]タブの 構成変更 をクリックします。
  2. 左ペインのツリーで[ネットワーク全体]を選択し、「クライアント情報の変更」カテゴリーの[自動一括インポート]をクリックします。
    「クライアントの構成変更」メニュー
  3. [結果ログ表示]をクリックします。
    「自動一括インポート」画面
  4. 自動一括インポートの実行結果を確認します。
    「自動一括インポートの結果ログ」画面

ステップ4:Windowsのタスクスケジューラで1日に複数回インポートを実行する

「自動一括インポート」の設定では設定した日時にインポートされますが、1日に複数回の実行を設定する場合は、Windowsタスクスケジューラの設定が必要です。統合マネージャーサーバーで自動一括インポートモジュール(LspcAutoBatchImport.exe)を起動するようにタスクを設定します。Windowsタスクスケジューラは、統合マネージャーをインストールしたサーバーで設定します。
  1. タスクスケジューラを起動し、[基本タスクの作成](または[タスクの作成])で、新しいタスクを作成します。
  2. [全般]タブをクリックします。
    • 「名前」に任意のタスク名を入力します。

    • [ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する]を選択します。

  3. [トリガー]タブをクリックし、[新規]をクリックします。
    • [毎日]を選択します。

    • ツールを実行する時刻を「開始」に設定します。

    1日に複数回の実行を設定する場合は、実行する回数分のタスクを作成します。

    各タスクの開始時刻の間隔は、「MRすべてのインポート時間 + 余裕を持たせた時間」に設定します。

  4. [操作]タブをクリックし、[新規]をクリックします。

    次のフォルダーにある、自動一括インポートモジュールをプログラムに設定します。

    D:\Program Files\MOTEX\LanScope Cat EPMgr\LspcAutoBatchImport.exe

  5. [OK]をクリックします。
  6. ユーザーアカウント情報入力に、サーバーの管理者アカウントのパスワードを入力し、[OK]をクリックします。

    タスクスケジューラの設定が完了します。

  7. 実行処理の完了をイベントビューアーで確認します。

    [Windowsログ]>[アプリケーション]にログが出力されます。